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【代表メッセージ】カーボンニュートラルの時代へ
カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーが時代を象徴するキーワードとなり、環境と経済が完全に一体化した時代になりました。旧来のやり方では通用しないことがわかっていても、ではどうすればよいのかその方法がわからないという声が増えています。
そこで、情報発信の重要性を再認識し、長らく休止していたコラム・メールマガジンを再開することにしました。
あらためて月1回程度のペースで弊社からの情報発信をはじめます。ぜひ、お付き合いいただければ幸いです。
「アースデー」をカーボンニュートラル取り組みのきっかけに
環境への取り組みを呼びかけるなら、絶好な日が4月22日「アースデー Earth Day」です。
アースデーは1969年、ユネスコによって提起されました。そしてその翌年、アメリカの上院議員ゲイロード・ネルソンが「環境問題についての討論集会」の開催を呼びかけ、集会が開かれた4月22日をアースデーとすることを宣言したことがその由来となっています。母の日や父の日と同じように、地球の恵みに感謝し、環境のことを考える大切な1日です。
環境問題はすべからく人の為すことです。
そしてまた、カーボンニュートラルへの取り組みをするのも人。
仕組みやルールをつくったり、よりよく変えていくのも人です。
CO2削減は、楽しく前向きな行動か、苦しくたくさんの我慢を要するものか。
この機会に正しく理解して、前向きに行動したいですね。
カーボンニュートラル、どうせやるなら前向きに
今年4月から東証プライム上場企業にカーボンニュートラルに関する情報開示が義務付けられました。
該当する企業は、気候変動に対して組織的に、経営のなかで取り組み、目標や取り組み内容を報告しなければなりません。
CO2排出量の把握・削減への対応は、「製品」と「組織」に分けて考えることができます。
「製品」のCO2排出量を把握するためには「LCA(ライフサイクルアセスメント)」の手法を用います。製品の原材料採掘から素材・部品製造、組立、使用、廃棄に至るまでライフサイクル全般にわたって環境負荷を定量的に評価する手法です。これによって、どのプロセスを改善すればCO2がどの程度削減できるのかがわかります。つまり現状把握と対策効果を算定する手法と言い換えることができます。そして、これを「組織」に置き換えて、現状把握と対策効果を算定する手法が「Scope3」です。
どうせ取り組まなければならないなら、最低限のコストと労力でやり過ごすのではなく、積極的に費用と人材を投入して、自社の競争力に変えてみてはいかがでしょうか。
これからの時代は、カーボンニュートラルに前向きに取り組むことではじめて「生き残ることができる企業(=サステナブルな企業)」になれるのではないかと思います。
手法は習得できる
弊社では、昨年より一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)と提携し、「カーボンニュートラルサポートNagoyaオフィス」を立ち上げ、企業支援を行っています。
カーボンニュートラルを実現するための手法であるLCAやScope3を理解し、実践するためのセミナーや支援メニューをそろえておりますので、お困りの方は一度ご相談ください。
コラム・メールマガジンでは、次回以降、カーボンニュートラルやLCA、Scope3をテーマに連載して参ります。どうぞご期待ください。
株式会社フルハシ環境総合研究所
代表取締役所長 浅井豊司
【関連情報】
「カーボンニュートラルサポート・Nagoyaオフィスの開設について」
https://www.fuluhashi.jp/news/p644/
フルハシ環境総研の「環境経営支援サービス」
https://www.fuluhashi.jp/business/support/
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。