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その他 2020/01/06

【代表メッセージ】年頭によせて 

あけましておめでとうございます。旧年中は格別のお引立てを賜わり、厚くお礼申し上げます。

2020年です。生物多様性条約 愛知目標のターゲットイヤーとなりましたが、各社どのような取り組みが達成できたでしょうか。長期目標に対するアプローチの成否はひとえにトップが方針や長期目標を示し、推進組織や予算を使って計画的に取り組んでいるかどうか、その一点に尽きます。SDGsについては、目標年まであと10年と節目の年になりました。しっかりと計画的に取り組めば、10年後には大きく変化できるはずです。

さて、企業の中でESGの重要性が年々高くなっています。なかでも気候変動への対策は、社内に留まらずライフサイクルの上流から下流まで、目のくらむような長い長いサプライチェーン全体を包含して取り組みが進んでいます。昨年の気候サミットを受けて、2050年には脱炭素社会にかなり近づくことが予想されますし、この先わずか10年の間にも社会が劇的に変化すると思われます。
誰にとっても1日1日の積み重ね、1年1年の積み重ねで変化を起こしていくしかない訳ですが、それでも長期的な取り組みは当初の状態が思い出せないほど、劇的な変化を起こします。それを信じて、私たちは常に未来に対して前向きな変化を期待しています。

教育はその典型です。昨年は環境教育の分野で面白い取り組みをさせていただきました。行政の事業を受託し、小学生・中学生・高校生・大学生・社会人すべての年代に対して環境教育の推進を支援させていただきました。そのなかで実感したのは、人材育成に手を抜かなければ長期的に社会を変えられるということです。一方で、それをあきらめたとき社会課題が膠着化する恐れを感じました。
そういう意味でも、持続可能な社会を作るために、SDGsを理解し、実践できる人材の育成が急がれます。おかげさまで昨年は、弊社のSDGsに関する研修やコンサルティングがご好評をいただくことができました。今年も弊社の知見をより多くのお客様にご活用いただき、SDGsをはじめとする社会課題の解決に貢献していきたいと考えています。

最後に、弊社は本年4月に設立から20周年の節目を迎えます。事業の軸となるキーワードは、「環境経営」から「CSR」へ、そして「SDGs」へと社会の変化とともに発展してきました。その間、お客様のニーズに応えるために、常に新しいサービスを開発・提供してまいりました。引き続き皆様のパートナーとして、社会・経済・環境を持続可能な方向に変えていく存在であり続けられるように、所員一人ひとりが成長し、力を結集することをお約束します。

本年が皆様にとりまして更なる飛躍の年となりますことを、お祈り申し上げます。

 

株式会社フルハシ環境総合研究所
代表取締役所長 浅井豊司