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EcoVadis活用のすすめ:サステナビリティ評価で企業価値を高める方法
サプライチェーン全体でのサステナビリティ管理が企業に求められる今、EcoVadisの評価はその強力なツールです。
フルハシ環境総合研究所のESGウェビナー「基本からスコアアップまで EcoVadis回答のポイントと対策」では、EcoVadisの重要性と活用法について詳しく解説しています。以下にその要点をまとめました。
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※本ウェビナーは終了しています。
ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。
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背景と重要性
企業がサプライチェーン全体でサステナビリティを確保する必要性が高まっています。これには各国の規制強化、投資家のESG指標の重視、消費者の倫理的要求などが影響しています。例えば、2024年4月に採択された「企業のサステナビリティ・デューデリジェンスに関するEU指令」は、日本企業にも影響を及ぼすとされています。
これに対応するため、バイヤー側は優秀なサプライヤーを判断するための基準・情報を求め、サプライヤー側はバイヤーに自社のサステナビリティをアピールしたいというニーズが出てきます。EcoVadisはこの両者のニーズを結びつけるシステムを提供することで、近年世界的に支持されています。
EcoVadisの概要
EcoVadisは、企業のサステナビリティおよびCSRに関する評価を行うグローバルなプラットフォームです。EcoVadisの評価は、以下の4つの分野について行われます。
環境(Environment):企業が環境保護や持続可能な資源の利用にどれだけ取り組んでいるかを評価します。具体的には、温室効果ガスの排出削減、エネルギーの効率的な使用、廃棄物管理などが含まれます。
労働と人権(Labour and Human Rights):労働条件や人権に関する企業の取り組みを評価します。これは、労働者の安全、健康、労働時間、賃金、そして差別や強制労働の防止などを含みます。
倫理(Ethics):企業のビジネス倫理や反腐敗の取り組みを評価します。具体的には、贈収賄防止、コンプライアンス体制の整備、倫理規範の遵守状況が評価されます。
持続可能な資材調達(Sustainable Procurement):サプライチェーン全体での持続可能な資材調達の実施状況を評価します。サプライヤーがどのようにして持続可能な材料を調達しているか、またその過程での管理体制や基準が問われます。
EcoVadisの評価結果はスコアカードとして提供されます。このスコアカードには、分野ごとのスコアが記載されており、企業のサステナビリティパフォーマンスを一目で把握することができます。
EcoVadisは単なる評価機関ではなく、オンラインプラットフォーム上で企業の評価結果やデータを共有する機能も備えています。これにより、バイヤー企業はサプライヤー企業のサステナビリティを容易に確認し、管理することができます。また、サプライヤー企業は自社の評価をアピールし、優良な企業としての立場を確立することができます。
従来のサプライチェーン管理では、バイヤー企業が個別に作成した質問票を複数のサプライヤーに送付し、それに対する回答を評価する必要がありました。このプロセスには時間とコストがかかります。
EcoVadisを利用すれば、統一されたプラットフォームを通じて効率的にデータ取得・管理ができるため、サプライヤー企業、バイヤー企業の双方にとってコスト削減と管理の効率化が実現します。
フルハシ環境総合研究所の支援サービス
日本企業にもEcovadisの影響は届いています。欧州企業との取引に際してはEcoVadisのスコア何点以上という条件が付いたり、日本のバイヤー企業がEcovadisを利用してサプライチェーンマネジメントを行う状況も出てきています。
フルハシ環境総合研究所では、EcoVadisの新規取得を目指す企業様向けの「回答代行」「回答確認」、既に取得済みの企業様に向けの「スコアアップ」をサービス展開しています。
ESGウェビナー「基本からスコアアップまで EcoVadis回答のポイントと対策」では本コラムでご説明できなかった内容や、回答にあたっての具体的なポイントを解説しています。ぜひご参加ください!
(研究員 中林那由多)
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※本ウェビナーは終了しています。
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